便秘が続く人の食事療法

食事

排便困難に悩む現代人は多く、女性の8割。男性の5割ともいわれています。
便秘が増えた大きな原因として、食生活の欧米化があげられます。
もともと日本人は雑食性で、穀類と野菜を中心として時々魚や肉をとる食生活でした。ところが、肉食主義が主体になり、体質の変化に日本人の身体がついていけないのです。肉類を消化吸収するためには野菜などから多くのビタミンやミネラルも、食物繊維を必要としますが。それが不足すると、腸内で有毒ガスを多く発生させてしまい、腸の働きを鈍らせるのです。
また、ファーストフードやレトルト食品は、糖分と脂肪を多く含むので満腹感は得られますが、食物繊維やミネラルをほとんど含んでいないので便秘を起こしやすくなります。
また、便秘解消のためにサラダばかりを食べている人がいますが、サラダから摂れる繊維質の量はごくわずかで、さらにほとんどが水分なので、かえって身体を冷やすことになり、腸の働きを鈍らせ、便秘を引きおこします。ナッツ類や野菜の煮物を多く食べましょう。

便秘にはいくつかのタイプがあります。
①一過性便秘 …食べたものや精神的な原因により起こり、自然に治ります。
②弛緩性(結腸性)便秘 …運動不足や過労により腹筋力が低下し、腸の働きが遅延して起こります。
③常習性(直腸性)便秘 …便意をがまんし続けた結果、便意を感じなくなり、大腸の運動が低下することにより起こります。
④痙学性便秘 …常習性便秘とは逆に、大腸の運動が強すぎてケイレンを起こし、便の通過が妨げられます。

弛緩性便秘の場合、腹筋をきたえ、腸の働きをよくするために繊維の多いものを多く摂ります。常習性便秘の場合も同様です。時問を決めてトイレに座る癖をつけることも大切です。
ケイレン性便秘の場合には、繊維の多い食品の多用はかえって症状を悪化させます。緊張を緩めるために、マッサージや下腹部を温めることが効果的です。

また、便秘薬はクセになりやすいので、飲み続けるのではなく、食物繊維の多い食べ物や発酵食品などと併用しながら、薬の量が増えないよう注意してください。市販の薬はどれも似かよった成分ですので、効かないからといって他種に変えてみてもあまり効果はありません。
ナッツ類には豊富な食物繊維とミネラルが含まれています。特に麻の実は昔から便秘の漢方薬として利用されていました。

→便秘と下痢を交互に繰り返す人はこちらも参照してください。

食事で治そう

★おろしリンゴ
リンゴとにんじんを皮つきのままおろし、絞ぼり汁を混ぜ合わせコップ半量を、朝食前と寝る前に飲む。
★ジャガイモ汁
ジャガイモ2個の皮をむいて、ひと口大に切る。ミキサーにかけ、布で絞って汁を飲む。
★アロエの煎じ汁
アロエの葉4~5枚をよく洗い、とげの部分をのぞき、薄く切る。
アロエと同量の水とともになべに入れ、半量になるまで煎じる。好みでハチミツを加え、1回大さじ1杯ずつ飲む。

便秘に良い食べ物

根菜類(カブ、ニンジン、ゴボウ、ユリ根)、イモ類(サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、コンニャク)、葉菜類(キャベツ、ホウレンソウ、レタス、春菊、ネギ、ニラ)、ナッツ類(麻の実、ゴマ、クルミ)、海藻類(キクラゲ、クラゲ、ヒジキ)、バナナ、プルーン、ナシ、モモ、タケノコ
食物繊維が多くミネラルバランスの良い麻の実ナッツはおすすめです。
また、麻炭を飲むと腸内環境が整います。

注意して食べるもの

モチ米、柿、糖分の多いもの